囲碁と将棋のコレクション

囲碁将棋のマニアで、さいたま市で医院と放射線読影行ってます。

また、新型コロナ肺炎がはやってきており、DM・肥満・脂肪肝の方気をつけて!!

2023.12.21(木) 晴れ 2

 

今日は朝冷えて、また車のフロントガラス凍りました。

本日の朝、 20件ほど。
午前はがんセンター、午後は自分の医院勤務です。
昨日夜は 日赤カンファは
乳がん分子標的治療ー抗HER2療法ーエンハーツの薬剤性肺炎+PCP
  エンハーツは1年ぐらい使用した後にも薬剤性肺炎がでるそうです。
 
・慢性下気道感染症
一般細菌(インフルエンザ桿菌、緑膿菌)を考えるのは当然として
①抗酸菌、②真菌、③ノカルジア、放線菌の感染症、ムコールの可能性をかんがえなければ成りません。 この症例はノカルジア+NTMでした。
 
・また、新型コロナ肺炎がはやってきており、ワクチンあまり接種してない方がなります。背景としてDM・肥満・脂肪肝の方は高リスクです。
 
・IgG4関連の胸膜疾患でステロイド使用していた方が、陰影良くなってからまた、結節影・帯状影・すりガラス影など出ていたときは日和見感染を考えますがIgG4関連の再燃もあります。クリプトコッカス感染であった症例。
 
・気管支粘液栓ーABPM アスペルギルス スエヒロダケなど (high-attenuation mucus:HAM)が有名 
 
・最後に胸膜に接する(へばりつく)空洞ーー最近感染か多くなっている梅毒の肺野病変でした。 CAVITYの鑑別に入ります。
1)C:cancer(肺癌を含む悪性腫瘍)
(2)A:autoimmune disorder(自己免疫疾患など→Wegener肉芽腫(今のGPA)、リウマチ結節など)
(3)V:vascular spread(敗血症性塞栓など血行性感染)
(4)I:infection(結核、非結核性抗酸菌、アスペルギルスなどの真菌、細菌性の肺化膿症)+梅毒
(5)T:traumatic(外傷→エーラス・ダンロス症候群など結合織病も)
(6)Y:young(肺分画症、CCAMなどの先天性疾患)
 
・肺胞出血の鑑別も必要でびまん性肺胞出血には多くの原因(例,感染症,毒素,薬剤,血液疾患または心疾患)がありうるが,自己免疫疾患が最も一般的な原因(GPA・EGPA・SLEなどなど 先天性の凝固系の異常も )抗凝固剤による肺胞出血もありました。
 

昨日の夕食メニュー 

・キムチ鍋 〆はうどん

 

 

それと伊佐美焼酎水割り 3杯

 

10:26  記載 大久保裕雄